土地の評価方法について(不整形地)
今回は不整形地についてご説明させて頂きます。
不整形地とは正方形や長方形など綺麗な四角形ではない土地のことで、整った形の土地に比べて土地の有効利用が難しくなるため一般的に評価額は低くなります。
イメージとしては下図のような土地が該当します。
(国税庁HPを一部加工)
不整形地は土地の形によって評価方法が異なるのですが、このような土地は下図のように自分の土地と他人の土地を合わせた「想定整形地」といわれる綺麗な長方形の面積を求め、「かげ地」と言われる他人の土地の面積との割合から求められる「不整形地補正率」という補正率を算出します。
それを路線価ベースで求めた1㎡当たりの価額に乗じて評価額を求めます。
少し複雑になりますが、具体的な評価方法を国税庁HPより抜粋します。
かげ地割合が大きいほど土地の評価額を減少させる効果がありますので見落とすことはできない論点です。
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執筆者:税理士 佐藤友一