土地の評価方法について(奥行価格補正率)

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前々回の「土地の評価方法について(路線価方式)」にて、土地の広さ・形・用途などにより評価額が変わる旨を説明させて頂きました。
それでは実際にどのような評価方法があるのかを、これから複数回にわたり具体的に説明していきたいと思います。

 

(例)路線価100千円、間口22m、奥行距離15m

図

 

土地の奥行距離(上記例の場合は15m)はそれぞれの土地によって異なりますが、まずはこの奥行距離によって調整が必要な「奥行価格補正率」についてです。

 

路線価(詳しくは土地の評価方法①をご参照ください)が10万円の土地を100坪(330㎡)所有している場合、通常は10万円×330㎡=3,300万円の評価額になります。
但し、土地というものは必ずしも綺麗な正方形ではなく、例えば下記のようなケースがあります。
(例1)道路からの奥行距離9m×間口(道路に面している長さ)36.6m≒330㎡
(例2)道路からの奥行距離28m×間口(道路に面している長さ)11.7m≒330㎡
このような細長い土地は正方形の土地に比べて使いにくいと判断されることから、一定の評価減をすることになります。

 

住宅街における標準的な土地(奥行距離が10m~24m)の奥行補正を1.00とした場合、例1の場合は0.97、例2の場合は0.98の補正を行うため、土地の評価額は下記のようになります。
(例1の評価額)2,640万円×奥行補正0.97≒評価額2,560万円
(例2の評価額)2,640万円×奥行補正0.98≒評価額2,587万円

 

今回は土地の奥行距離による評価減についてお話しましたが、逆に評価額が上がる土地の形態もありますので次回はその点について解説させて頂きます。

 

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執筆者:税理士 佐藤友一