相続税申告状況の統計(札幌と全国の比較)

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相続税だけではありませんが、租税全般に関する申告件数や課税価格、納付された税金の総額などが国税庁から毎年公表されています。相続税においては法定相続人の数まで公表されていますので、ここから1人当たりの平均額なども求めることができます。

 

国税局別の資料もありますので、私の居住地である札幌国税局管轄(以下、「札幌」と表示します)と各国税局の数値を合算した全体値(以下、「全国」と表示します)がどのようになっているのか気になったため確認してみました。統計資料は情報量が多く、全てをまとめるのは大変ですので、公表されている直近の数値についてその一部の比較をしてみたいと思います。

 

■被相続人の数・・・札幌3,433人:全国153,023人

■被相続人1人当たりの課税価格・・・札幌119百万円:全国136百万円

■相続税を納付した相続人の数・・・札幌6,269人:全国264,211人

■相続人1人当たりの納付税額・・・札幌5.8百万円:全国7.9百万円

 

このように、札幌は全国平均に比べて1人当たりの相続税額は低いようですね。ただ、平均と言いましても課税価格が100億円超という方もいらっしゃるようなので、単純に平均値として使うのは難しいかもしれませんが。

 

また、ここ数年の動向として、やはり相続税の申告件数は年々増加している様子です。

全国153,023人である被相続人の数ですが、5年前は133,176人となっており、その増加人数は19,847人となっています。

円満な相続を行うためにも生前に出来ることはやっておいた方がいいなと感じたところです。

 

札幌市を含む北海道エリアで相続税に関するご相談はFUJITA税理士法人までお気軽にお問い合わせください。

 

執筆者:税理士 佐藤友一

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