令和3年分の相続税の申告概要
最近、相続税の相談が増えている気がしています。
相続相談を受けていると相続税の申告について聞かれることがあります。
この機会に令和4年12月に発表されている相続税の申告実績の概要を基に整理してみました。
令和3年分(令和4年10月31日までに提出された申告書1年分です)
死亡者数 : 1,439,856人
相続税の申告書の提出 : 134,275人
課税割合 : 9.3%
ちなみに、令和2年分は8.8%となっており、0.5ポイント増加していることとなります。
これは全国平均ですので、東京や大阪など地価の高いところのほうが相続税の課税割合は高くなっていると考えられます。
では、北海道はどうでしょうか。
同様に札幌国税局の相続税の申告実績を確認してみます。
令和3年分(令和4年10月31日までに提出された申告書1年分です)
死亡者数 : 69,023人
相続税の申告書の提出 : 3,440人
課税割合 : 5.0%
同様に令和2年は4.4%となっており、こちらも0.6ポイント増加しているようです。
相続税の申告の有無については、被相続人の正味の財産と基礎控除によって変わってきますので一概に財産の多い少ないで決まるものではありませんが、一般の方が気付かないような申告対象となる細かな財産もたくさんあります。
相続は大切な方が亡くなって精神的にも体力的にもつらい状況となります。特に難しい相続税については、札幌を含む北海道エリアで相談対応をしているFUJITA税理士法人へお問合せ・ご相談ください。
執筆者:阿部 拓未